2022.01.26 よくある質問

水掛はNG!? お墓・墓石の正しいお手入れとは?

お墓参りの時どのようにしてお参りしてますか?
お墓の上から、柄杓を使って水を掛けてお参りしている風景をよく見かけますが、お墓のお手入れに水をかけるのは実はNGです。

 

そもそも石材に水や水分は品質保持上は天敵です。
一見ぴかぴかに見える墓石でも、表面には凹凸があり、呼吸もしているため、水と一緒に付着した汚れも吸収してしまい、汚れやシミの原因となってしまいます。
また、水を吸いやすい石は、一度吸収してしまった水分をなかなか放出できずに、変色したように見えてしまうこともあります。

 

今回は水を直接お墓にかけずに、きれいにお墓を保つための方法をご紹介します。

 

■墓石手入れの便利アイテム
・雑巾
・スポンジ
・歯ブラシ

 

水をかけないお手入れ方法としては、
まず乾いた雑巾や、やわらかめの布で墓石を一面ずつ乾拭きし表面の埃を取り除きます。
次に水でぬらし固く絞った雑巾やスポンジで、こびりついた汚れをふき取ります。

 

墓石は表面が磨かれていますので、ほとんどの汚れはこれで取れます。

 

固いたわしやスチールたわしは絶対に使用しないでください。
墓石の表面を傷つけてしまい、さらに汚れが増えてしまう原因となります。

 

彫刻部分は、表面と異なり、細かく研磨されていないため、汚れが付着しやすくなっています。
そのため、埃や水がたまりやすく、汚れを落とすのが大変です。

 

ここで活躍するのが歯ブラシです。

 

ブラシ部分は、程よい硬さと長さがあり、彫刻部分の掃除には最適な便利アイテムとなっています。
さらに、持ちやすく、密度があるため、しつこい汚れも簡単に落とすことができます。

 

墓石と墓石の継ぎ目等にこびりついた水垢も、歯ブラシを使えば簡単に落とせます。
長年染みついた水垢はそもそも取れないものもありますが、ちょっとした水垢やしつこい汚れは、歯ブラシで充分汚れを落とせます。

 

汚れが落ちないからといって、家庭用洗剤は使用しないでください。
墓石用と謳われた洗剤もありますが、成分が石材との相性が悪くシミの原因となったり、研磨剤等が入っている場合は、折角のぴかぴかに磨かれた表面をざらざらにしてしまうこともありますので、極力使用しない方が無難です。

 

また、最近ではコーティング剤等も市販されていますが、墓石の品質に影響がないことは保証されていませんので、なるべく使用しない方が無難です。

 

お墓をいつまでもきれいに保つには、汚れも手入れが大変になるまで放置しないのが一番の方法です。

 

年に一度や二度ではなく、しつこい汚れや雑草だらけになる前に、まめにお墓参りに行って、普段から手入れしていれば、過剰なお手入れは不要ですし、スポンジや、歯ブラシを使ったお手入れで十分です。また、何より故人様のご供養にもなるではないでしょうか。

 

年末年始、お盆、春秋のお彼岸、命日などありますが、
故人様、先祖様を偲んでお墓参りにいかれてはいかがでしょうか。

 

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